さよならジャンボ ボーイング747県内を遊覧
2014年03月17日
熊本遊覧フライトに飛び立つジャンボ機「ボーイング747」=16日午後、熊本空港(宮崎あずさ)
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「ジャンボ」の愛称で親しまれ、3月末で国内線から引退するボーイング747のさよならイベント「熊本遊覧フライト」が16日、益城町の阿蘇くまもと(熊本)空港を飛び立ち、県内の親子や航空ファンら約500人が別れを惜しんだ。
全日空が熊本−羽田便50周年記念に企画。747は、国内線に導入した1979年から2011年まで、熊本便で運航。熊本空港には99年まで、自社養成パイロットの訓練所もあった。
遊覧フライトは、成田空港と熊本を往復する記念飛行の途中、乗客を入れ替えて実施。県内の小中学生と保護者50組の無料招待は、競争率約76倍の人気だった。送迎デッキもカメラを持った見物客で埋まり、最後の雄姿を見つめた。
ジャンボは約1時間20分かけ、天草や阿蘇の上空を旋回。機内では、児童らが身を乗り出して景色を眺めた。熊本市南区城南町の中島大輔君(7)は「思っていたよりも機体が大きくてびっくり」。母親の洋美さん(40)は「初めて乗った飛行機がジャンボだった。無くなるのは寂しいが、長い間お疲れさまでした」と話した。
(後藤仁孝)
くまにちコム サイトから引用しました。
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