ロシア哨戒機、日本海飛行=潜水艦情報収集か、空自機スクランブル
日本海を飛行したロシアの哨戒機「IL38」=11月8日[航空自衛隊撮影]
防衛省統合幕僚監部は8日、ロシア軍の哨戒機「IL38」1機が山陰沖から北海道沖まで飛行し、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)したと発表した。領空侵犯はなかった。
哨戒機「IL38」は8日午前から午後にかけて飛行した。島根県・隠岐の島沖を西進し、山口県沖でUターン。日本海を東進し青森県沖から北海道沖合に抜け、ロシアに向かった。
10月18日に能登半島沖から秋田県沖の日本海を飛行したロシアのIL38[航空自衛隊撮影]
確認されたIL38は潜水艦を探知する対潜哨戒機で、情報収集とみられる。機首の下にはレーダーを保護する半円形の「レドーム」が見え、機体後部には潜水艦が発する磁気を探知する装置を備えているという。
IL38は10月18日にも能登半島沖から秋田県沖までの飛行が確認されている。
出典 (時事ドットコム編集部)。(2018/11/08-21:37 )
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