2005年9月中旬のある日、同僚と 熊本県立装飾古墳館 で開催された
「古代の体験学習」を見学に行きました。
古墳館では、I学芸員さんが懇切丁寧に古代の生活の状況を解説してくださいました。
まず、「装飾古墳館内」 を案内してもらいました。
館内の案内を頼むと、学芸員の方が 懇切丁寧に解説をしてくださいます。
学芸意の方のお話は、森羅万象にわたり、私達 祖先の知恵の豊かさが
よく伝わってきます。(学芸員さんは、それだけ深く勉強していらしゃいます。)
素人目には、石ころや金くずに見えるのでのですが、解説を伺うと、それの持つ
価値観がよく伝わってきます。(写真は、赤ちゃんを納めた甕棺墓だそうです。)
・ 左は、 全国の古墳から実物大の出土した ハニワ です。
・ 右は、古代の馬です。原型は 佐多岬の馬だそうです。
さっそく、古代の体験広場で、先人達の知恵に挑戦です。
竪穴住居です。 最近は茅(かや)が少なく、阿蘇山からとりよせて作ったとのことです。
夏は、子供達の体験学習で宿泊に使うそうです。子供達の喜ぶ顔が目に浮かびます。
I 学芸員さんが 持っておられるのは、黒曜石の原石 と 鹿の角 です。
黒曜石を叩いて削り、矢じりをつくるそうです。それには、鹿の角が一番よいそうです。
(さすがに、これは、私達には経験不足で 無理のようです。)
そこで、だれにでもできる「火起こし体験」に挑戦しました。
今回は、一番 火起こししやすい「まいぎり」という道具を使いました。
2分半で火起こしに成功した小学生もいるそうです。
私達は、20分近くかかりました。 でも、火が実際に起こったときの感動!
上の写真手前の「刻み」の入った「木ぎれ」が、火起こしの秘訣なんだそうです。
刻みのところに、火種がたまるのだそうです。 これも古代人の知恵ですね。
先人のこのようなすばらしい知恵があったからこそ、今の私達の世界があるのですね。
私達はこのような 先人の知恵 を、是非とも 子孫 に残してあげねばなりませんね。
温故知新 のためにも。
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